公開質問

ジャックラッセル〜その2〜

 

体重減少のジャックラッセル(11歳)の公開質問 その2

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私(飼い主)としては全麻ですので躊躇しておりますし、

以下、いくつか質問事項になります。

・Pリキッド、ボートルケールを投与し始めてから2週間になります。

便の状態は柔らかめではありますが、最初に比べて硬さも安定してきているようです。

食事についてですが、プロバイオテクス酵素や、クッシング対策の市販のハーブパウダー、アンチノール、グルコサミンなども併用してよろしいでしょうか。

 

 

便の硬さが安定してきて、腸の状態が整ってきていると思います。

今飲んでいるボートルケールとPリキッドは

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循環を改善し、血管に弾力を養うベースとなるものなので、様子を見ながら夏の間は特に続けてください。

*去年と今年で、夏の体力と毛質を観察して、感じたことを報告してください。

*ご自身で与えているサプリメントや食事のバランスシート 作成をお勧めします。

これこれに良い、、、というものも、その子の体調に合っているのか

他の物と食べ合わせはどうかが、それらを吸収する血管の状態、循環の状態も影響が大きいと思います。

食べ合わせ、飲み合わせを次回のカウンセリング時に一緒に整理してみましょう。

 

・体重は毎朝一番の測定で、相変わらず4.7~4.8kg(正常時5.5kg)キープでなかなか増えませんが減ってもいません。

特に取り入れた方が良い食材、栄養素などありますでしょうか。

体重減少や筋肉の衰えは、それらを維持する内臓の力の衰えにも注目する必要があると思います。

体重が増えると、筋肉を養う内臓の力が沢山必要になります

痩せている子に食事でカロリーを増やしても、下痢したり、消化不良をおこしたりと思うようになりません

伝統医学的な観点から考えると、『温病』体質が強いとおもいますので、胃腸の調子と血管を丈夫にし、熱を循環させて整えることが大切と思います。

ずっと豚肉ベースの手作り食でしたが、ここ2カ月程は栄養バランスを一旦整えるためにドッグフード(Be-naturalのアレルカット)に野菜や、鶏肉や馬肉の生のミンチをトッピングして与えております。せめて消化しやすいようにと、フードをミルにかけふやかしています。カロリーは今は多めで1日400kcalくらい与えていると思います。

サプリメントと食べ物は、体に入って作用するという意味では共通です。

ミルにかけて与えるのは、一時的には有効ですがずっとだと、胃腸がサボってしまい、逆の効果にもなりまねません。注意が必要です。
胃腸の調子をみて、使い分けをお勧めします。

胆泥症は温病なので、体に熱を持つ食べ物は避けたほうが良いと思います。

 

 

・今月に入り、足先が赤く、部分的に爛れているような症状です。

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痛みやかゆみはなさそうですが、時々気にして舐めているときがあります。足先は症状が出やすいのでしょうか。

 

足先にまで血液が十分行っていないかもしれません。

カウンセリングの時お教えした脈を取ってみてください。

左右差はありませんか?

動物は血行不良を改善しようとして手足を舐めることがあります。
不安であってもそのような行動をとります。

パッドのマッサージはいずれの場合でも有効です。

温病体質の子は瘀血体質でもあるのです。

 

・いつも食後におなかがグルグルと鳴っています。ガスもよく出ます。

(レントゲンを添付します。朝ごはん抜きでの正午過ぎのレントゲンです)

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ガスが溜まるのは、腸の動きが緩慢な証拠です。ガスが溜まると肝臓にも負担がかかってきます。伝統医学では、大腸と肝臓は密接な関係があると見るので、その観点で症状をみると、胆泥症とガスは関係があります。

食欲・元気があるのが救いです。

足腰がグラグラ気味なので、筋肉をつけるためにも、少しでも体重が増えればと思いますが、

まずは地道にPリキッドとボートルケールで、血管力をつけることが優先ですね?

 

Pリキッドとボートルケールは血管力を養う成分が豊富です。特にPリキッドは心臓疾患、腎臓疾患など血行不良の動物には健康維持に役立ちます。

以上、検査結果を受けてご報告させていただきます。

何卒よろしくお願いいたします。

 

食事をオーナー様が作ることは、栄養面でも消化吸収を考えても有効な治療法になると思います。

けれど、食事やサプリメントで治療効果を引き出すには、絶えず微調整が必要です。夏の暑さ、冬の寒さ、季節の変わり目、加齢、環境などで、体の状態は日々変化しています。

バランスが傾いているので、体重減少、胆泥症などの症状が現れています。

そのバランスを健康に近づける配分の食事となると、逆に健康な子がたべると偏った食事がこの子には合っている食事、サプリメントとなります。

病院の検査データを活用しながら、家庭での健康管理を、是非一緒に実践していけると嬉しいです。

 

体重減少のジャックラッセル 公開質問その1

体重減少の悩み ジャックラッセル、11歳 その1

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東京でのカウンセリングでご縁のあったジャックラッセルの親子の公開質問です。

私が初めて会った子たちの体質を知る時、(検査機械もない出張相談の時は特に)オーナー様の細かな観察が大変役に立ちます。

カウンセリング後、フォローアップ・メール相談(有料)を何度かさせていただきました。

 

S様とのメール相談の内容は、検査を受けようか、日々の健康管理に不安を持っている他のオーナー様達の参考になることも多いと思い、公開質問に選ばせていただきました。

(メールの内容を公開する承諾を頂いております。)

 

 

今回は娘犬さんの相談です。

オーナー様が不安に感じている症状は、いつも便が緩めで、体重減少、膝関節の症状、筋肉の衰えです。

 

カウンセリングで、ホルモン系の異常についての検査を受けていただくようアドバイスしました。

 

その結果をメール相談で、送っていただきました。

以下太字、オーナー様のメール引用です。

(かかりつけ医で受けた)エコーとレントゲンの結果を、まずご報告させていただきます。

(インスリン濃度の検査もお願いしてみましたが、GLU 136で糖尿病の可能性は低いから必要ない、と言われてしまいました、、。)

エコー、レントゲンはかなり詳しく診ていただきました。

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若干の気管虚脱がみられました(グレード1・石灰化はナシ)

  • 心臓はわずかに逆流がみられ、ごく初期の弁膜症でした。雑音はナシです。
  • 胆のうに、半分弱くらいの胆泥がみられました。堆積していることからやや粘り気味のものでした。
  • 腸はガスが溜まっていました。
  • 副腎は左右ともピーナッツ型の原型は維持していましたが、左6mmほど、右8mmほどでした。

 

以上が症状として見られたところです。

 

以下、その他の結果です。

肺はキレイ・リンパ節 腫れなし・心筋症、肺動脈問題なし・肝臓、胃共にキレイ・脾臓も腫れなし

膀胱もキレイ・腎臓は中心にごくわずかの石灰化で今は問題なし・腸管の腸壁の形は正常、肥厚ナシ・甲状腺しこりナシ

(4月の血液検査で膵臓のC-TLIとSpec-CPLも正常範囲内でした)

 

かかりつけの先生からは、以上の結果からクッシング症候群はほぼ確定で、脳下垂体が原因と考えられ、次の段階として脳下垂体の腫瘍の大きさをみるために、また体重減少も別の原因を疑っていらっしゃってCTを勧められました。

 

インスリン抵抗性が上がっている場合でも、血糖値は見かけ正常値です。

インスリンが過剰分泌されていると、血管壁を傷つけてしまいます。

血管壁が傷つくと血圧のコントロールにも負担がかかってくるので、早めに気がつくと食事の管理にも役立ちます。

 

体は恒常性を保つため、血液検査で異常値が出る、、、までかなりタイムラグがあることが多いです。検査では、「病気がわかる、診断できる」

というより「この病気は除外できる」ことを目的としているので

いろいろな角度から体の状態を探りながら、発症を防ぐ(又は状態を改善する)ことが、検査データの有効活用と思います。

できれば、別の機会でも構わないので、検査しておくと安心と思います。

 

気管虚脱傾向はお母さんと一緒ですね。呼吸がゼーゼーするようになってしまうと、見ていて本当に辛い病気なので、早めであれば食養生で進行を遅らせることは出来ます。養生を始めるタイミングとしては秋以降が効果的です。

心臓弁膜症もお母さんと一緒の傾向ですね。咳などの症状はありませんか?

胆泥で胆嚢半分も溜まってしまっているのであれば、『温病』対策を早急におすすめします。結石や砂は循環していない体の熱が関与しているのです。
胆泥症の子は、『肝』のバランスを崩しているので、関連して胃腸の働きも鈍くなってきます。そのことで夏バテの原因にもなります。

 

温病(ウンビョウ)は、熱が原因となる病のことです。

日本ではあまり知られておらず、埋もれてしまっている知識です。

ただ、犬は熱が溜まり易いので、温病学を研究することで

「難治性の病態を改善することに繋がる」という経験を、私はここ数年たくさんしました。

 

(胆嚢の機能が正常に働かないと、消化吸収能力が衰えます。

慢性の軟便もこのことも影響あると思います。)

 

 

腸のガスは腸自体の動きが緩慢であることが予想されます。

ガスは腸から血管を通じて肝臓に運ばれます。
肝臓にも負担をかけてしまいます。

 

CT検査では、エコーやレントゲンではっきりしないことも沢山情報が得られます。ただ全身麻酔下で行うことと、体力の問題、費用が高額なので、

今後のご自身の愛犬との関わり方も良く考えて決めるのが良いように思われます。

 

 

その2へ続きます。

 

 

 

 

 

公開質問〜ホタパパさんより、鹿肉の調理について〜

島崎先生へ

お世話になります。

Mさんより鹿肉を送って頂きました。

犬用に内ももの部位とスネの部位を、煮こぼしで何度かアク抜きをして、5時間ほど煮込んで

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ほぐせる状態までして、スープと一緒に小分けで冷凍してトッピングにしています。

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ホタルへの胃の負担は大丈夫ですか?

 

うんちは普通状態です。

よろしくお願いいたします。

 

>鹿肉を薬膳として調理するためには、

 狩猟された時期

 鹿肉の熟成度

 処理の工程

が大切と思います。

煮こぼしては栄養が流れ出てしまって勿体ないので、私が推奨しているものは、熟成して消化を良くしたものを使っています。

ただ熟成となると、最初のお肉の状態が問題となってきます。

 

鹿は伝統医学の古典でも詳しく紹介されているほど、古来より珍重されています。

Mさんから送られた鹿肉でしたら、良いお肉だとおもいますので、煮こぼさないで調理したほうが良かったのではないかと思います。

 

 

 

 

 

公開質問〜老犬の養生 その2〜

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前回のお返事をホタパパさんからいただきました。

ご返答ありがとうございました。
元気スープ(鹿とハーブのスープ)、ワンサンテ(熟成鹿肉ソーセージ型サプリ)、Pリキッドを、これからもホタルに与えていきたいです。

   
>首のホットスポットは腎気の衰えの象徴です。 

    感染があるようなら抗生物質軟膏なども有効です


匂いがあり、感染しているようです。

自分では舐めないのですが、岳が僕に怒られないように、

影に隠れて舐めています。

抗生物質軟膏を岳が舐めても大丈夫ですか?
ドックフードに関しては、サイエンスダイエット、シニア用の1キロパックを使用しています。野菜、ササミの煮たスープと一緒に与えています。

このようなメールでのやり取りの後、鹿のスープとPリキッドを先ずは試してもらうことにしました。

 以下はホタパパさんに鹿スープとPリキッドを送った時に同梱した

 食べさせ方の目安です。(お薬ではないので、食べたいだけ食べても

  鹿スープはホタルちゃんの体重ですと、1パックを二日に分けて    温めて与えてください。 フードにかけても良いと思います。

  Pリキッドは 一つ50ml入っています。 

  これも温めて与えてください。 

  体重あたりでは最初は1日1パックです。


ホタルちゃんの体力や足腰の様子から、バイタリティー(腎気)をあげて心気を通すことが必要です。

まず、食べっぷりも観察したいので食べている様子を動画で撮って下さい。食べている様子を見ただけでも、色々な情報が分かることがあります。

ホタルちゃんが食べているときの動画を送っていただきました。

 

動画からも観察されるように、高齢になると食べるのがゆっくりとなることが多いです。

ホタルちゃんも若い頃と比べると、食べるのが遅くなってきたそうです。

咀嚼の筋力も衰え、唾液の分泌も少なくなります。

そのような様子が見られたときは
ホタルちゃんがやっているように
フードボールの高さを調節する

温めたスープをかける

工夫はとても大切と思います。

 

ここで

一歩進んで養生を考えるとき

老犬はバイタリティーをつけてあげたくても

それを消化吸収するだけの胃の力

栄養を運ぶ血管の力(脆く詰まりやすくなっている)

がほとんどの場合弱っています。

そのあたりにも配慮すると、食べ物からも十分栄養を体に届けることが出来るといつも高齢犬のオーナー様へお話ししています。

 

 

腎気バイタリティーの食材と言えば何が思い出されますか?

人でも若い時だと、プリプリのコラーゲンとか、

こってりとしたお肉がバイタリティーの源で、食べた後は

元気が湧いてきます。

 

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けれども、年齢を重ね、胃腸も血管も弱ってくる

食べた食物を、消化吸収する力も弱り、沢山食べるとお腹を壊してしまったり

血管の動脈硬化を助長してしまったりと、思うようにバイタリティーが補えません。

 

そこで、今回ホタルちゃんにお勧めしたのは、

胃腸に優しい鹿のスープ(巡りを良くするハーブ入り)
と血液の巡りを助けるレスベラトロール入りのPリキッドです。

鹿は古典にも詳しく記述のある腎を補う食材ですが、野生の食材は
処理が上手くいかないときもよくあるので

高齢犬で消化力も弱っている場合は特に注意が必要です。

 

今回は骨から採ったスープですが、使う部位も選んで、消化を助けるハーブをブレンドしました。

 

またPリキッドは発毛の時にも使いましたが、末梢循環を改善する目的で使用しています。

 

食べた後のホタパパさんの感想はブログでどうぞ

ホタパパさんブログ

 

私へ下さったメッセージには、、、

『この一週間でホタルの背中がすごく柔らかくなりました。 体も軽そうで、岳と遊ぶ回数が増えましたし、起きている時間が増えました。

ちょうど白馬に来られていたので、『ホタル元気だね。』って感じておられましたし、在中のアイコンズスタッフも『ホタちゃん、どうしたん?』ってびっくりしていました。 できるならば、もう少し体重を落として、思いっきり走れるように、いっぱい泳げるようになって欲しいです。 今後共、アドバイス等、よろしくお願いいたします。』

動きがいいね!体がしなやかになったね!とオーナー以外の方も気がついてくださったと聞いて、私も嬉しくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

公開質問〜高齢犬の養生〜その1

白馬在住の犬の写心家 ホタパパさんとご縁があり

http://gol-hotaru.a-thera.jp/

メールでのやり取りを公開質問のコーナーに載せさせていただくことになりました。

ホタパパさんの愛犬 ゴールデンレトリバーのホタルちゃんは、

現在13歳4ヶ月

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去年12月に相棒の岳くんと一緒に、札幌まで来てくれました。

ホタパパさんは、『そろそろ動きも鈍くなり、1日寝ていることも多くなってきたので、何か養生を、、、』というお話しでした。

1日でも長く、

一緒に過ごして、

おいしいもの食べて、

好きな川遊びもしたい!

高齢の子と暮らしているオーナー様は、皆さんそう願われていと思います。

 

 

診察の際、

体が硬くなってきていること、

四肢末端に十分血液が運ばれていないこと

食事を減らすだけでは、増加してきた体重を落とすのは難しいこと

 

などをお話しさせていただき

バイタリティーを補う漢方薬、薬膳をお渡ししました。

飲み終わった後の質問に、お答えした内容です。

(写真、公開の許可をホタパパさんから頂いております。)

 

 

ホタパパ様

ご質問にお答えします。

ホタルちゃん

>ホタルですが、お灸とマッサージは続けています。

背中は前よりも柔らかくなりましたし、大好きな雪で、短い時間ですが遊んでいます。

お灸とマッサージは疲労をそのまま貯めてしまわない意味でも、このまま続けると良いと思います。少しでも柔らかくなったのであれば、ホタルちゃん楽になっていると思います。

>脈は、まだ感じることは出来ません。
脈がしっかり触知できないということは血液が十分に循環していないということなので、改善を目指してがんばりましょう。

手足のしびれ感(手を舐めるなど)や歩き始めの跛行も脈がしっかりしていないことによります。

>漢方を与えてから、若干おしっこの回数が減りました。

こちらでお渡しした元気スープ、ワンサンテ、Pリキッドはいずれも衰えた腎気を補い血行を改善するものです。人用漢方とは違うので動物の人とは異なる体質を考えて作られています。食品素材からできているので、副作用なども心配なく続けられると思います

>でも、先週から、首のところがホットスポットのような状態です。

首のホットスポットは腎気の衰えの象徴です。感染があるようなら抗生物質軟膏なども有効ですが、その点はいかがでしょうか?

 

>おしっこの色も、また薄くなった感じがします。回数は多くないです。

老廃物を排泄する腎臓は「腎気」と強い相関関係があります。そのことから判断しても、続けて「腎気」を補うことをお勧めします。

尿が薄い→腎臓へ送られてくる血液が少ない→皮下組織などの浮腫みは腎臓で排泄する力が落ちているか、血管の弾力が衰えてきていることも影響があります。
薄ければ頻尿や大量尿が出ることが多いですが、薄くて通常量の尿ということになると、太っているのは脂肪ではなくて水です。

 

>フードの量も減らしているのですが、体重が一向に減りません。

血流の悪い状態(脈が触れない)でフードの量を減らすと、肝臓に負担がかかり返って逆効果です。

消化の良い食べ物、新鮮なドックフード(封を切ってから時間が経過したドックフードは老犬にも適していません)を若干温めて与えることをお勧めします。

まずはダイエットできる状態まで血流を確保し、血管を若返らせることが大切です。

>食欲と元気はありますよろしくお願いします。

食欲がある子は、回復の可能性も高くなるので、是非しっかり食べさせてください。

 

 

 

 

 

公開質問〜食事と毛質・コラーゲン〜

手作り食を実践しているオーナー様とのメール相談を
公開いたします。スクリーンショット 2016-03-27 21.55.36

〜写真は質問のオーナー様の手作り食です。〜
(オーナー様からは公開の了解をいただいております。)

実は先日、フードのテストを何種類か
した中の1つがうちの子.に合わなかったようで
毛が痩せてしまったんです‥

皮毛は予想以上に、食事の影響が直ぐに現れると私も常々感じています。

  来月マッチショーなのに
  そんな時にも効果ありますでしょうか?

毛がしっかりするには、皮膚がしっかりすることが必要です。
血管(コラーゲンの通り道)と血行(交通渋滞の解消)を改善して
土台を作ってからコラーゲンを注ぐと完璧です。

毛が細くなってきたは、血管が弱ってきているかもしれません。
血管が弱っていると、コラーゲンを沢山入れても、スムーズに運ばれていきません。
一方、コラーゲンをしっかりと皮膚に定着させるためには、ケルセチンなどのポリフェノールも必要です。
ショーの直前であれば、使用して実績がある組み合わせを紹介します。
Pリキッド(血行を助ける)➕ボートルケール(ケルセチン入り血管のためのサプリ)を、

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Pリキッド

 

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コラーゲン沢山入れるまえの準備に使ってみることです。

単独でコラーゲン入れるよりも
スムーズに組織へ運ぶための血管と血行が確保することで

差がはっきりすると思います。

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学会発表スライドより引用

2015年 内科アカデミー

トリミングで言われたので
1ヶ月で毛が痩せたのはフードが
原因かと思うのですが
血管を強くする方法があれば
知りたいです。

血管は、

弾力性

柔軟性があり
内腔にアテロームなどの沈着がなく、

内皮細胞に傷がない状態が理想です。

血管の若返り成分の代表的なのは玉ねぎに含まれるポリフェノールなどで、残念なことに犬には使えないものも含まれてます。
効能だけを読んで与えるのは注意が必要です。

私が血管強化のために使っているのは、

被毛の治療にも使っている、

ボートル・ケールとPリキッドという製品です。

非炎症性脱毛症例の治療などで学会で症例発表しています。
毛が生えるのと同時に、目の結膜の充血も解消している

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ことからも、毛量と血管の関係が証明されている内容です。

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もし必要でしたら、データをお送りします。

耳にニキビみたいなのも出来て
トリミング帰りに手作り食材を買い
直ぐに手作りに戻したら5日くらいで
ニキビは消えました

ニキビは肝の力と瘀血、体の熱 に関係が深いです。
耳の血管は末端で滞りやすい箇所でもあるので、

それらの対策も併用してあげると良いと思います。

手作りで「肝を補う」方法もあります。
参加申し込みいただいている、薬膳講習会の今回のテーマがタイムリーにも肝の養生なので、是非応用して、感想を聞かせていただくと嬉しいです。

 

今までこんな経験無かったので
改めて食べ物の怖さを実感しました。

 

今までは体にも余力がある年齢だったと思いますが、人間と同じように犬も内臓代謝力が落ちてきます。

年齢に合わせた食事が必要と私も感じます。
その子に合った食材やフード選びは
大切ですね

本当にそう思います。その子の年齢、体質、運動量、全て同じ子はいないので、オーダーメイド養生が理想と思います。

愛犬の一番のホームドクターはオーナー様と日々の診療を通じて感じています。

〜公開質問・アレルギーの悩み〜

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〜写真は相談の内容とは関係ありません〜

今回、質問頂いたオーナー様から、公開質問へ掲載の許可をいただきましたので

お答えしたいと思います。

日々の診察で、このような体験をお持ちのオーナー様が多くいらっしゃいます。

ケースバイケースではありますが、参考になれば嬉しいです。

 

 

 

初めまして。

現在私は今年11歳になるMIX犬

を飼っております。

 

7歳頃から様々なアレルギーに悩まされて

きました。

7歳から11歳まで4年間も皮膚が良くならないのは、動物にとってもオーナー様にとっても、ストレス状態は続いているということですね。ストレスが長期に渡ると体の中に炎症が起こります。炎症が慢性的になると、インスリン抵抗性が出てしまうので、それもくすりが効きにくくなる原因の一つと言われています。

最初は動物病院で言われるまま

何にアレルギー反応しているのかわからない

ままステロイドや療法食を試みました。

 

ですが、ステロイドの副作用や

どのような副作用がでましたか?ステロイドの副作用は個体差がありますが、きつい子は飲水量が増したり、体が浮腫んだり、体重増加するなどがあります。具体的にあれば教えてください。

一向に

回復に向かわない愛犬の姿を見て独自の

判断ではありますが、被毛によるアレルギー

検査を行いました。

アレルギー物質の特定はできたのでしょうか?

環境でしょうか?食物でしょうか?

皮膚の赤みや痒がる等

の症状はアレルギー物質を配慮し酵素等

お薬になるべく頼らず体の中からサポート

出来る食べ物を与えて現在落ち着いています。
症状が落ち着いてきたポイントは、オーナー様は何が良かったと感じていらっしゃいますか?思い当たる順に、教えてください。

ただ、ホルモンバランスが不安定で

太りやすいため現在もお薬を飲んでいます。

太っているのは、脂肪でしょうか?太っていると思っていても、レントゲン検査をしてみると、腸の中に便が残っていることもあります。(毎日排便があっても、便秘の子がいます。私は『隠れ便秘』と言っていますが、便が硬くなっていたり、空気を含んだようにベタッとしていたり、色が濃すぎたり、ガスがたまっていたりする子も多いです。)皮膚と腸は、私が診断に取り入れている陰陽五行論では表裏の関係にあり、密接な関係があります。

レントゲン検査の他、食物通過時間を測定する簡単な検査もありますので、一度確認した方が、ダイエット計画も立てやすいと思います。

 

昨日歩き方がおかしいため病院に行った

所急に肥満になったのが原因で腰や脚に

負担がかかっているとの事でした。
便が直腸に溜まっていると、骨盤腔内の神経を圧迫して歩き方がぎこちなくなる子もいます。後肢が前に出にくいなどはありませんか?

プレビコックスと言うお薬を頂き1週間の

様子を見るそうです。

 

 

今回私がお問い合わせした理由ですが、

今現在、様々な健康に配慮されてる商品

が出てきている中必要最低限お薬に頼り

たくないのが本心です。

そう望まれるオーナー様は多くいらっしゃいますが、本やインターネットの情報は一般論が多く、個人のオーダーメイドではありません。
漢方等の伝統医学は、「この子にはこれがいいですよ」を体質、季節、証に合わせて行くことも可能です

勿論、お薬の大切さも理解しております。

そうですね。ステロイドは悪者扱いされていることもありますが、大変切れ味の良い、いざという時に頼りになる薬です。
脊髄損傷、免疫性疾患、ショック等、ステロイドがなければ本当に困ります。

使い方を慎重にする必要がありますので、痒みが止まるからといって安易には処方できないことが多いです。

痒みはアレルギーでもおこりますが、血行障害、瘀血、などでも起こります。その場合はステロイドは逆効果になってしまいます。

 

今後愛犬の症状が悪化しないためにも

痩せる事が1番だと思いますが、プラス

体の中からもサポート出来る物を模索して

おります。

痩せるには、体力と栄養が必要です。腸の働きが弱いと絶対痩せません。カロリーを減らすだけや、食物繊維を増やすやり方では肝臓に負担がかかりますので、当院で独自の「食べて減量する薬膳」があります。
このブログ記事を参考にしてください。

http://www.lotus-petal.jp/hiromis/

 

痩せる事をもちろん前提として

漢方、鍼灸を与える事により足腰の現状維持

または改善は可能なのでしょうか?

診察してみないとはっきりとは言えませんが、可能性はあると思います。

また、このままお薬になるべく頼らない。

とはやはり難しいのでしょうか。

おくすりと上手にお付き合いできるよう、まずご愛犬の体質を知ると良いと思います。体のバランスを整えるのは時間もかかり、オーナー様とワンチャンと動物病院がチームを組んで取り組む必要があります。
可能性に向けて、頑張るお手伝いができると嬉しいです。

 

以上、メールの内容からお答えいたしました。

伝統医学の考えは、西洋医学と相反するものではありません。病状の観察点、表現仕方が違うだけで、医療はオーナー様と動物達の幸せな生活のためにあるべきと考えています。

 

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