公開質問〜食事と毛質・コラーゲン〜

手作り食を実践しているオーナー様とのメール相談を
公開いたします。スクリーンショット 2016-03-27 21.55.36

〜写真は質問のオーナー様の手作り食です。〜
(オーナー様からは公開の了解をいただいております。)

実は先日、フードのテストを何種類か
した中の1つがうちの子.に合わなかったようで
毛が痩せてしまったんです‥

皮毛は予想以上に、食事の影響が直ぐに現れると私も常々感じています。

  来月マッチショーなのに
  そんな時にも効果ありますでしょうか?

毛がしっかりするには、皮膚がしっかりすることが必要です。
血管(コラーゲンの通り道)と血行(交通渋滞の解消)を改善して
土台を作ってからコラーゲンを注ぐと完璧です。

毛が細くなってきたは、血管が弱ってきているかもしれません。
血管が弱っていると、コラーゲンを沢山入れても、スムーズに運ばれていきません。
一方、コラーゲンをしっかりと皮膚に定着させるためには、ケルセチンなどのポリフェノールも必要です。
ショーの直前であれば、使用して実績がある組み合わせを紹介します。
Pリキッド(血行を助ける)➕ボートルケール(ケルセチン入り血管のためのサプリ)を、

Processed with PICSPLAY

Pリキッド

 

Processed with PICSPLAY

コラーゲン沢山入れるまえの準備に使ってみることです。

単独でコラーゲン入れるよりも
スムーズに組織へ運ぶための血管と血行が確保することで

差がはっきりすると思います。

スクリーンショット 2016-03-27 22.11.48

学会発表スライドより引用

2015年 内科アカデミー

トリミングで言われたので
1ヶ月で毛が痩せたのはフードが
原因かと思うのですが
血管を強くする方法があれば
知りたいです。

血管は、

弾力性

柔軟性があり
内腔にアテロームなどの沈着がなく、

内皮細胞に傷がない状態が理想です。

血管の若返り成分の代表的なのは玉ねぎに含まれるポリフェノールなどで、残念なことに犬には使えないものも含まれてます。
効能だけを読んで与えるのは注意が必要です。

私が血管強化のために使っているのは、

被毛の治療にも使っている、

ボートル・ケールとPリキッドという製品です。

非炎症性脱毛症例の治療などで学会で症例発表しています。
毛が生えるのと同時に、目の結膜の充血も解消している

スクリーンショット 2016-03-27 22.05.46

ことからも、毛量と血管の関係が証明されている内容です。

スクリーンショット 2016-03-27 22.05.33

もし必要でしたら、データをお送りします。

耳にニキビみたいなのも出来て
トリミング帰りに手作り食材を買い
直ぐに手作りに戻したら5日くらいで
ニキビは消えました

ニキビは肝の力と瘀血、体の熱 に関係が深いです。
耳の血管は末端で滞りやすい箇所でもあるので、

それらの対策も併用してあげると良いと思います。

手作りで「肝を補う」方法もあります。
参加申し込みいただいている、薬膳講習会の今回のテーマがタイムリーにも肝の養生なので、是非応用して、感想を聞かせていただくと嬉しいです。

 

今までこんな経験無かったので
改めて食べ物の怖さを実感しました。

 

今までは体にも余力がある年齢だったと思いますが、人間と同じように犬も内臓代謝力が落ちてきます。

年齢に合わせた食事が必要と私も感じます。
その子に合った食材やフード選びは
大切ですね

本当にそう思います。その子の年齢、体質、運動量、全て同じ子はいないので、オーダーメイド養生が理想と思います。

愛犬の一番のホームドクターはオーナー様と日々の診療を通じて感じています。

〜公開質問・アレルギーの悩み〜

DSC_0095

〜写真は相談の内容とは関係ありません〜

今回、質問頂いたオーナー様から、公開質問へ掲載の許可をいただきましたので

お答えしたいと思います。

日々の診察で、このような体験をお持ちのオーナー様が多くいらっしゃいます。

ケースバイケースではありますが、参考になれば嬉しいです。

 

 

 

初めまして。

現在私は今年11歳になるMIX犬

を飼っております。

 

7歳頃から様々なアレルギーに悩まされて

きました。

7歳から11歳まで4年間も皮膚が良くならないのは、動物にとってもオーナー様にとっても、ストレス状態は続いているということですね。ストレスが長期に渡ると体の中に炎症が起こります。炎症が慢性的になると、インスリン抵抗性が出てしまうので、それもくすりが効きにくくなる原因の一つと言われています。

最初は動物病院で言われるまま

何にアレルギー反応しているのかわからない

ままステロイドや療法食を試みました。

 

ですが、ステロイドの副作用や

どのような副作用がでましたか?ステロイドの副作用は個体差がありますが、きつい子は飲水量が増したり、体が浮腫んだり、体重増加するなどがあります。具体的にあれば教えてください。

一向に

回復に向かわない愛犬の姿を見て独自の

判断ではありますが、被毛によるアレルギー

検査を行いました。

アレルギー物質の特定はできたのでしょうか?

環境でしょうか?食物でしょうか?

皮膚の赤みや痒がる等

の症状はアレルギー物質を配慮し酵素等

お薬になるべく頼らず体の中からサポート

出来る食べ物を与えて現在落ち着いています。
症状が落ち着いてきたポイントは、オーナー様は何が良かったと感じていらっしゃいますか?思い当たる順に、教えてください。

ただ、ホルモンバランスが不安定で

太りやすいため現在もお薬を飲んでいます。

太っているのは、脂肪でしょうか?太っていると思っていても、レントゲン検査をしてみると、腸の中に便が残っていることもあります。(毎日排便があっても、便秘の子がいます。私は『隠れ便秘』と言っていますが、便が硬くなっていたり、空気を含んだようにベタッとしていたり、色が濃すぎたり、ガスがたまっていたりする子も多いです。)皮膚と腸は、私が診断に取り入れている陰陽五行論では表裏の関係にあり、密接な関係があります。

レントゲン検査の他、食物通過時間を測定する簡単な検査もありますので、一度確認した方が、ダイエット計画も立てやすいと思います。

 

昨日歩き方がおかしいため病院に行った

所急に肥満になったのが原因で腰や脚に

負担がかかっているとの事でした。
便が直腸に溜まっていると、骨盤腔内の神経を圧迫して歩き方がぎこちなくなる子もいます。後肢が前に出にくいなどはありませんか?

プレビコックスと言うお薬を頂き1週間の

様子を見るそうです。

 

 

今回私がお問い合わせした理由ですが、

今現在、様々な健康に配慮されてる商品

が出てきている中必要最低限お薬に頼り

たくないのが本心です。

そう望まれるオーナー様は多くいらっしゃいますが、本やインターネットの情報は一般論が多く、個人のオーダーメイドではありません。
漢方等の伝統医学は、「この子にはこれがいいですよ」を体質、季節、証に合わせて行くことも可能です

勿論、お薬の大切さも理解しております。

そうですね。ステロイドは悪者扱いされていることもありますが、大変切れ味の良い、いざという時に頼りになる薬です。
脊髄損傷、免疫性疾患、ショック等、ステロイドがなければ本当に困ります。

使い方を慎重にする必要がありますので、痒みが止まるからといって安易には処方できないことが多いです。

痒みはアレルギーでもおこりますが、血行障害、瘀血、などでも起こります。その場合はステロイドは逆効果になってしまいます。

 

今後愛犬の症状が悪化しないためにも

痩せる事が1番だと思いますが、プラス

体の中からもサポート出来る物を模索して

おります。

痩せるには、体力と栄養が必要です。腸の働きが弱いと絶対痩せません。カロリーを減らすだけや、食物繊維を増やすやり方では肝臓に負担がかかりますので、当院で独自の「食べて減量する薬膳」があります。
このブログ記事を参考にしてください。

http://www.lotus-petal.jp/hiromis/

 

痩せる事をもちろん前提として

漢方、鍼灸を与える事により足腰の現状維持

または改善は可能なのでしょうか?

診察してみないとはっきりとは言えませんが、可能性はあると思います。

また、このままお薬になるべく頼らない。

とはやはり難しいのでしょうか。

おくすりと上手にお付き合いできるよう、まずご愛犬の体質を知ると良いと思います。体のバランスを整えるのは時間もかかり、オーナー様とワンチャンと動物病院がチームを組んで取り組む必要があります。
可能性に向けて、頑張るお手伝いができると嬉しいです。

 

以上、メールの内容からお答えいたしました。

伝統医学の考えは、西洋医学と相反するものではありません。病状の観察点、表現仕方が違うだけで、医療はオーナー様と動物達の幸せな生活のためにあるべきと考えています。

 

カレンダー

3月 2016
« 11月   4月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

博美’S カテゴリー

月別アーカイブ