島崎博美の部屋

26th APWSS 京都での発表

 

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9月の京都は、暑さもひと段落。

観光客も少し控えめな人数で、落ち着いた過ごしやすい雰囲気でした。

久しぶりの京都での宿泊滞在でしたが、

学会での発表が会期の終盤だったため

ずっと緊張しっぱなしで、過ごしていました。

今回の発表は、「ドーパミン」という人も動物も植物たちにもある、生理活性物質についてです。

「過度な緊張やストレス」が長く続くと、人も動物も体調に変化をもたらしますが

適度な緊張やストレスは、逆に脳にプラスの刺激を与えることも分かってきています。

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動物のストレスと体調の関係はまだ分からないことが多くあります。

研究では、植物のアレロパシー物質であるL−dopa→Dopamineと

動物の神経症状、皮膚の症状の関係について分かったことの第一報を発表しました。

少しでも、人と動物の健康に役立てるよう、また研究を続けていきたいです。

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発表終わって、かなりホッとしてます。質疑応答での想定外問答はかなり刺激的でした。終わっても手を抜かずに勉強続けます!!

緊張の後のリラックスで、ドーパミン沢山分泌されたかも!!

 

国際学会ということもあり、参加者は海外からの方が沢山いらっしゃいました。

インド、ネパール、タイ、スリランカ、ベトナム、中国、台湾、ヨーロッパ、オーストラリア

など世界各国から研究者が集まりました。学会お弁当もハラル、ベジタリアンの用意もあったことが印象に残りました。

学会のレセプションで、鏡割り

本物の芸妓さん、舞妓さんの舞を堪能することもできました。

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うっとり綺麗な舞妓さん、芸妓さんに会場からはため息が、、、

 

 

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最終日

飛行場へ向かう前に駆け足で立ち寄った小さな小さな神社

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薬祖神祠(やくそじんし)です。

『祭神は大巳貴命(おおなむちのみこと)、小彦名命(すくなひこなのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)、神農、ヒポクラテスも祀る。
医療、医薬品事業の繁盛の信仰を集めている。』とあります。

 

神農さまは、農耕と薬の神様で、医薬に携わる人々の信仰を集めています。

二条城の近くで、通り過ぎてしまいそうなひっそりとした佇まいの神祠ですが

お参りするチャンスに恵まれ、心がすっきりとしました。

 

今回の発表が無事終わって、

協力下さった皆さま、

動物たちの存在、

協力してくださるオーナーさま、

病院のスタッフ、

オーラル発表前の英語特訓に付き合ってくださった先生達、

学会運営のスタッフの皆さまに

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

結果を基に、健康に役立つ情報を沢山紹介していきたいです。

 

 

 

 

 

 

薬草採取のシーズンスタート

ゴールデンウイークは、薬草採取のシーズンスタート

ワクワクする日々が始まります。

車で移動すること2時間

遠くの山々に残る白い雪は、空の青さが際立ちます。

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春の風を受け清々しい気持ちで元気が出たところで

いつもお世話になっている、山の先生のところへ

 

 

お願いしている薬草の発芽状態を確認に行きます。

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発芽した若芽、これが秋には竿が倒れるほど成長します。

川沿いのフィールド実習
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見分けが難しい薬草も直ぐに答えが返ってくるので、アミューズメントな時間が過ぎていきました。

ついつい欲張って沢山採ってと思うのですが、
処理する時間も考え
来年のことも考え、、、

必要な分だけ採らせて頂きました。

 

 

 

 

獣医皮膚科学会に参加しました。

〜ワインとポリフェノール 獣医皮膚科学会〜

3月11日〜12日 大宮で開催された獣医皮膚科学会に参加しました。

皮膚科の学会ということで

話題は、動物の痒み!!!

期待以上の内容で、新しい刺激をたくさん受けることができました。

動物の痒みは皮膚症状として一番多く聞く症状です。

私自身も強烈な皮膚の痒みの経験者なので、

痒みのメカニズムや皮膚の細菌叢の話題はとても興味深い内容でした。

なんとプログラムに、ワインのセミナーのがありました。

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赤ワインには、ポリフェノールの一種、レスベラトロールが含まれています。

セミナーでは、赤ワイン白ワインの健康効果として

抗酸化、動脈硬化予防、脳の血行改善、浮腫みの改善などが紹介されました。

 

赤ワインは色合いで、熟成度、ぶどうの品種も分かることも興味深かったです。

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若いワイン、熟成が進んだビンテージワイン、産地による特徴など

楽しい講義でした。

 

いくらポリフェノールが豊富でも、残念ながらワインを動物に飲ませることはできません。(アルコールの問題と葡萄の腎毒性問題からです)
アルコールに弱い人なども残念に思うほど、赤ワインのアンチエイジング効果は大変魅力的です。

 

私も残念な一人で、ワインの香りや醸造学なども大好きな分野ですが、殆どアルコールは飲みません。

赤ワイン効果が、健康維持に必要と判断した時は

小豆由来レスベラトロール含有サプリメントPリキッドを活用しています。

 

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これならガブガブ沢山飲めますし、犬や猫にも安心して飲ませられます。

もう数年にわたって自身で飲んだり、動物へも沢山投与経験があります。

 

詳しくは以前のブログでも紹介していますので、興味のある方はこちらをご覧ください。

http://www.lotus-petal.jp/hiromis/565/

Hiromi SHIMASAKI, Taiki IIDA: Two Cases of Canine Noninflammatory Alopesia, 比較統合医療学会誌, 24(1), 9-15, 2016-06

 

 

学会では更に

 

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いつもお世話になっている長谷川篤彦先生の講演を拝聴できました。

臨床に携わる獣医師として身の引き締まる思いです。

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レスベラトロール含有製品が、脱毛の悩みの役に立てるよう、研究進めたいと思いました。

また明日から頑張ります。

 

 

 

動物臨床医学会で症例発表しました。

大阪のグランキューブ国際会議場で開催された、動物臨床医学会に参加しました。

http://www.dourinken.com/taikai.htm

毎年、沢山の学び、出会いがある学会ですが、

今回は晴山獣医師の皮膚の症例発表が土曜日
私の腫瘍の症例発表が日曜日にあり、最初から最後まで緊張していました。

晴山先生の発表した皮膚の発毛症例は、座長の先生、フロアの先生からも使用サプリメントについての多くの質問があり、皮膚科領域の関心の高さが伺えました。

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私の発表はここ数年で関わってきた腫瘍の患者さんのデータを纏めたものですが、座長の先生からの貴重なアドヴァイス、フロアの先生からは腫瘍に罹患した犬の増血方法について質問をいただきました。

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増血についてはサプリメントの容量、体質による組み合わせ方について

早急にデータを纏めます!!

 

 

今回の発表を励みに、今後もますます研究を続けていきたいと思います。

 

 

 

実は、晴山先生は今年の12月いっぱいで当院を卒業し、独立予定です。
当院の二年目には中国の漢方処方を勉強に上海へ研修旅行へ行ったり

(その時もテーマは皮膚の掻痒でした。)

手術の執刀 検査も担当、

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沢山の症例発表の際のデータを纏めたり、

一緒に薬膳を勉強したり、

 

畑に薬膳の作物を収穫に行ったりと盛りだくさんの5年を過ごしてきました。
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晴山先生は当院に在籍した間、伝統獣医学会と動物臨床医学会で二度症例発表しています。
前回と今回、共に掻痒の軽減をサプリメントで治療する内容でした。
血行と痒みについては、人の皮膚科領域では多くの報告がありますが、動物の皮膚科ではこれからの領域です。
一般的な治療では上手くいかなかった痒みに悩む子たちのためにも、
今後もますます研究を重ね、活躍していって欲しいと願っています。

 

学会展示ブースで見かけた長谷川先生の新刊
独立する晴山先生と病院用に二冊購入しました。
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また今日から頑張ります。
皆様 どうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャックラッセル〜その2〜

 

体重減少のジャックラッセル(11歳)の公開質問 その2

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私(飼い主)としては全麻ですので躊躇しておりますし、

以下、いくつか質問事項になります。

・Pリキッド、ボートルケールを投与し始めてから2週間になります。

便の状態は柔らかめではありますが、最初に比べて硬さも安定してきているようです。

食事についてですが、プロバイオテクス酵素や、クッシング対策の市販のハーブパウダー、アンチノール、グルコサミンなども併用してよろしいでしょうか。

 

 

便の硬さが安定してきて、腸の状態が整ってきていると思います。

今飲んでいるボートルケールとPリキッドは

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循環を改善し、血管に弾力を養うベースとなるものなので、様子を見ながら夏の間は特に続けてください。

*去年と今年で、夏の体力と毛質を観察して、感じたことを報告してください。

*ご自身で与えているサプリメントや食事のバランスシート 作成をお勧めします。

これこれに良い、、、というものも、その子の体調に合っているのか

他の物と食べ合わせはどうかが、それらを吸収する血管の状態、循環の状態も影響が大きいと思います。

食べ合わせ、飲み合わせを次回のカウンセリング時に一緒に整理してみましょう。

 

・体重は毎朝一番の測定で、相変わらず4.7~4.8kg(正常時5.5kg)キープでなかなか増えませんが減ってもいません。

特に取り入れた方が良い食材、栄養素などありますでしょうか。

体重減少や筋肉の衰えは、それらを維持する内臓の力の衰えにも注目する必要があると思います。

体重が増えると、筋肉を養う内臓の力が沢山必要になります

痩せている子に食事でカロリーを増やしても、下痢したり、消化不良をおこしたりと思うようになりません

伝統医学的な観点から考えると、『温病』体質が強いとおもいますので、胃腸の調子と血管を丈夫にし、熱を循環させて整えることが大切と思います。

ずっと豚肉ベースの手作り食でしたが、ここ2カ月程は栄養バランスを一旦整えるためにドッグフード(Be-naturalのアレルカット)に野菜や、鶏肉や馬肉の生のミンチをトッピングして与えております。せめて消化しやすいようにと、フードをミルにかけふやかしています。カロリーは今は多めで1日400kcalくらい与えていると思います。

サプリメントと食べ物は、体に入って作用するという意味では共通です。

ミルにかけて与えるのは、一時的には有効ですがずっとだと、胃腸がサボってしまい、逆の効果にもなりまねません。注意が必要です。
胃腸の調子をみて、使い分けをお勧めします。

胆泥症は温病なので、体に熱を持つ食べ物は避けたほうが良いと思います。

 

 

・今月に入り、足先が赤く、部分的に爛れているような症状です。

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痛みやかゆみはなさそうですが、時々気にして舐めているときがあります。足先は症状が出やすいのでしょうか。

 

足先にまで血液が十分行っていないかもしれません。

カウンセリングの時お教えした脈を取ってみてください。

左右差はありませんか?

動物は血行不良を改善しようとして手足を舐めることがあります。
不安であってもそのような行動をとります。

パッドのマッサージはいずれの場合でも有効です。

温病体質の子は瘀血体質でもあるのです。

 

・いつも食後におなかがグルグルと鳴っています。ガスもよく出ます。

(レントゲンを添付します。朝ごはん抜きでの正午過ぎのレントゲンです)

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ガスが溜まるのは、腸の動きが緩慢な証拠です。ガスが溜まると肝臓にも負担がかかってきます。伝統医学では、大腸と肝臓は密接な関係があると見るので、その観点で症状をみると、胆泥症とガスは関係があります。

食欲・元気があるのが救いです。

足腰がグラグラ気味なので、筋肉をつけるためにも、少しでも体重が増えればと思いますが、

まずは地道にPリキッドとボートルケールで、血管力をつけることが優先ですね?

 

Pリキッドとボートルケールは血管力を養う成分が豊富です。特にPリキッドは心臓疾患、腎臓疾患など血行不良の動物には健康維持に役立ちます。

以上、検査結果を受けてご報告させていただきます。

何卒よろしくお願いいたします。

 

食事をオーナー様が作ることは、栄養面でも消化吸収を考えても有効な治療法になると思います。

けれど、食事やサプリメントで治療効果を引き出すには、絶えず微調整が必要です。夏の暑さ、冬の寒さ、季節の変わり目、加齢、環境などで、体の状態は日々変化しています。

バランスが傾いているので、体重減少、胆泥症などの症状が現れています。

そのバランスを健康に近づける配分の食事となると、逆に健康な子がたべると偏った食事がこの子には合っている食事、サプリメントとなります。

病院の検査データを活用しながら、家庭での健康管理を、是非一緒に実践していけると嬉しいです。

 

体重減少のジャックラッセル 公開質問その1

体重減少の悩み ジャックラッセル、11歳 その1

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東京でのカウンセリングでご縁のあったジャックラッセルの親子の公開質問です。

私が初めて会った子たちの体質を知る時、(検査機械もない出張相談の時は特に)オーナー様の細かな観察が大変役に立ちます。

カウンセリング後、フォローアップ・メール相談(有料)を何度かさせていただきました。

 

S様とのメール相談の内容は、検査を受けようか、日々の健康管理に不安を持っている他のオーナー様達の参考になることも多いと思い、公開質問に選ばせていただきました。

(メールの内容を公開する承諾を頂いております。)

 

 

今回は娘犬さんの相談です。

オーナー様が不安に感じている症状は、いつも便が緩めで、体重減少、膝関節の症状、筋肉の衰えです。

 

カウンセリングで、ホルモン系の異常についての検査を受けていただくようアドバイスしました。

 

その結果をメール相談で、送っていただきました。

以下太字、オーナー様のメール引用です。

(かかりつけ医で受けた)エコーとレントゲンの結果を、まずご報告させていただきます。

(インスリン濃度の検査もお願いしてみましたが、GLU 136で糖尿病の可能性は低いから必要ない、と言われてしまいました、、。)

エコー、レントゲンはかなり詳しく診ていただきました。

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若干の気管虚脱がみられました(グレード1・石灰化はナシ)

  • 心臓はわずかに逆流がみられ、ごく初期の弁膜症でした。雑音はナシです。
  • 胆のうに、半分弱くらいの胆泥がみられました。堆積していることからやや粘り気味のものでした。
  • 腸はガスが溜まっていました。
  • 副腎は左右ともピーナッツ型の原型は維持していましたが、左6mmほど、右8mmほどでした。

 

以上が症状として見られたところです。

 

以下、その他の結果です。

肺はキレイ・リンパ節 腫れなし・心筋症、肺動脈問題なし・肝臓、胃共にキレイ・脾臓も腫れなし

膀胱もキレイ・腎臓は中心にごくわずかの石灰化で今は問題なし・腸管の腸壁の形は正常、肥厚ナシ・甲状腺しこりナシ

(4月の血液検査で膵臓のC-TLIとSpec-CPLも正常範囲内でした)

 

かかりつけの先生からは、以上の結果からクッシング症候群はほぼ確定で、脳下垂体が原因と考えられ、次の段階として脳下垂体の腫瘍の大きさをみるために、また体重減少も別の原因を疑っていらっしゃってCTを勧められました。

 

インスリン抵抗性が上がっている場合でも、血糖値は見かけ正常値です。

インスリンが過剰分泌されていると、血管壁を傷つけてしまいます。

血管壁が傷つくと血圧のコントロールにも負担がかかってくるので、早めに気がつくと食事の管理にも役立ちます。

 

体は恒常性を保つため、血液検査で異常値が出る、、、までかなりタイムラグがあることが多いです。検査では、「病気がわかる、診断できる」

というより「この病気は除外できる」ことを目的としているので

いろいろな角度から体の状態を探りながら、発症を防ぐ(又は状態を改善する)ことが、検査データの有効活用と思います。

できれば、別の機会でも構わないので、検査しておくと安心と思います。

 

気管虚脱傾向はお母さんと一緒ですね。呼吸がゼーゼーするようになってしまうと、見ていて本当に辛い病気なので、早めであれば食養生で進行を遅らせることは出来ます。養生を始めるタイミングとしては秋以降が効果的です。

心臓弁膜症もお母さんと一緒の傾向ですね。咳などの症状はありませんか?

胆泥で胆嚢半分も溜まってしまっているのであれば、『温病』対策を早急におすすめします。結石や砂は循環していない体の熱が関与しているのです。
胆泥症の子は、『肝』のバランスを崩しているので、関連して胃腸の働きも鈍くなってきます。そのことで夏バテの原因にもなります。

 

温病(ウンビョウ)は、熱が原因となる病のことです。

日本ではあまり知られておらず、埋もれてしまっている知識です。

ただ、犬は熱が溜まり易いので、温病学を研究することで

「難治性の病態を改善することに繋がる」という経験を、私はここ数年たくさんしました。

 

(胆嚢の機能が正常に働かないと、消化吸収能力が衰えます。

慢性の軟便もこのことも影響あると思います。)

 

 

腸のガスは腸自体の動きが緩慢であることが予想されます。

ガスは腸から血管を通じて肝臓に運ばれます。
肝臓にも負担をかけてしまいます。

 

CT検査では、エコーやレントゲンではっきりしないことも沢山情報が得られます。ただ全身麻酔下で行うことと、体力の問題、費用が高額なので、

今後のご自身の愛犬との関わり方も良く考えて決めるのが良いように思われます。

 

 

その2へ続きます。

 

 

 

 

 

公開質問〜ホタパパさんより、鹿肉の調理について〜

島崎先生へ

お世話になります。

Mさんより鹿肉を送って頂きました。

犬用に内ももの部位とスネの部位を、煮こぼしで何度かアク抜きをして、5時間ほど煮込んで

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ほぐせる状態までして、スープと一緒に小分けで冷凍してトッピングにしています。

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ホタルへの胃の負担は大丈夫ですか?

 

うんちは普通状態です。

よろしくお願いいたします。

 

>鹿肉を薬膳として調理するためには、

 狩猟された時期

 鹿肉の熟成度

 処理の工程

が大切と思います。

煮こぼしては栄養が流れ出てしまって勿体ないので、私が推奨しているものは、熟成して消化を良くしたものを使っています。

ただ熟成となると、最初のお肉の状態が問題となってきます。

 

鹿は伝統医学の古典でも詳しく紹介されているほど、古来より珍重されています。

Mさんから送られた鹿肉でしたら、良いお肉だとおもいますので、煮こぼさないで調理したほうが良かったのではないかと思います。

 

 

 

 

 

公開質問〜老犬の養生 その2〜

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前回のお返事をホタパパさんからいただきました。

ご返答ありがとうございました。
元気スープ(鹿とハーブのスープ)、ワンサンテ(熟成鹿肉ソーセージ型サプリ)、Pリキッドを、これからもホタルに与えていきたいです。

   
>首のホットスポットは腎気の衰えの象徴です。 

    感染があるようなら抗生物質軟膏なども有効です


匂いがあり、感染しているようです。

自分では舐めないのですが、岳が僕に怒られないように、

影に隠れて舐めています。

抗生物質軟膏を岳が舐めても大丈夫ですか?
ドックフードに関しては、サイエンスダイエット、シニア用の1キロパックを使用しています。野菜、ササミの煮たスープと一緒に与えています。

このようなメールでのやり取りの後、鹿のスープとPリキッドを先ずは試してもらうことにしました。

 以下はホタパパさんに鹿スープとPリキッドを送った時に同梱した

 食べさせ方の目安です。(お薬ではないので、食べたいだけ食べても

  鹿スープはホタルちゃんの体重ですと、1パックを二日に分けて    温めて与えてください。 フードにかけても良いと思います。

  Pリキッドは 一つ50ml入っています。 

  これも温めて与えてください。 

  体重あたりでは最初は1日1パックです。


ホタルちゃんの体力や足腰の様子から、バイタリティー(腎気)をあげて心気を通すことが必要です。

まず、食べっぷりも観察したいので食べている様子を動画で撮って下さい。食べている様子を見ただけでも、色々な情報が分かることがあります。

ホタルちゃんが食べているときの動画を送っていただきました。

 

動画からも観察されるように、高齢になると食べるのがゆっくりとなることが多いです。

ホタルちゃんも若い頃と比べると、食べるのが遅くなってきたそうです。

咀嚼の筋力も衰え、唾液の分泌も少なくなります。

そのような様子が見られたときは
ホタルちゃんがやっているように
フードボールの高さを調節する

温めたスープをかける

工夫はとても大切と思います。

 

ここで

一歩進んで養生を考えるとき

老犬はバイタリティーをつけてあげたくても

それを消化吸収するだけの胃の力

栄養を運ぶ血管の力(脆く詰まりやすくなっている)

がほとんどの場合弱っています。

そのあたりにも配慮すると、食べ物からも十分栄養を体に届けることが出来るといつも高齢犬のオーナー様へお話ししています。

 

 

腎気バイタリティーの食材と言えば何が思い出されますか?

人でも若い時だと、プリプリのコラーゲンとか、

こってりとしたお肉がバイタリティーの源で、食べた後は

元気が湧いてきます。

 

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けれども、年齢を重ね、胃腸も血管も弱ってくる

食べた食物を、消化吸収する力も弱り、沢山食べるとお腹を壊してしまったり

血管の動脈硬化を助長してしまったりと、思うようにバイタリティーが補えません。

 

そこで、今回ホタルちゃんにお勧めしたのは、

胃腸に優しい鹿のスープ(巡りを良くするハーブ入り)
と血液の巡りを助けるレスベラトロール入りのPリキッドです。

鹿は古典にも詳しく記述のある腎を補う食材ですが、野生の食材は
処理が上手くいかないときもよくあるので

高齢犬で消化力も弱っている場合は特に注意が必要です。

 

今回は骨から採ったスープですが、使う部位も選んで、消化を助けるハーブをブレンドしました。

 

またPリキッドは発毛の時にも使いましたが、末梢循環を改善する目的で使用しています。

 

食べた後のホタパパさんの感想はブログでどうぞ

ホタパパさんブログ

 

私へ下さったメッセージには、、、

『この一週間でホタルの背中がすごく柔らかくなりました。 体も軽そうで、岳と遊ぶ回数が増えましたし、起きている時間が増えました。

ちょうど白馬に来られていたので、『ホタル元気だね。』って感じておられましたし、在中のアイコンズスタッフも『ホタちゃん、どうしたん?』ってびっくりしていました。 できるならば、もう少し体重を落として、思いっきり走れるように、いっぱい泳げるようになって欲しいです。 今後共、アドバイス等、よろしくお願いいたします。』

動きがいいね!体がしなやかになったね!とオーナー以外の方も気がついてくださったと聞いて、私も嬉しくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

公開質問〜高齢犬の養生〜その1

白馬在住の犬の写心家 ホタパパさんとご縁があり

http://gol-hotaru.a-thera.jp/

メールでのやり取りを公開質問のコーナーに載せさせていただくことになりました。

ホタパパさんの愛犬 ゴールデンレトリバーのホタルちゃんは、

現在13歳4ヶ月

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去年12月に相棒の岳くんと一緒に、札幌まで来てくれました。

ホタパパさんは、『そろそろ動きも鈍くなり、1日寝ていることも多くなってきたので、何か養生を、、、』というお話しでした。

1日でも長く、

一緒に過ごして、

おいしいもの食べて、

好きな川遊びもしたい!

高齢の子と暮らしているオーナー様は、皆さんそう願われていと思います。

 

 

診察の際、

体が硬くなってきていること、

四肢末端に十分血液が運ばれていないこと

食事を減らすだけでは、増加してきた体重を落とすのは難しいこと

 

などをお話しさせていただき

バイタリティーを補う漢方薬、薬膳をお渡ししました。

飲み終わった後の質問に、お答えした内容です。

(写真、公開の許可をホタパパさんから頂いております。)

 

 

ホタパパ様

ご質問にお答えします。

ホタルちゃん

>ホタルですが、お灸とマッサージは続けています。

背中は前よりも柔らかくなりましたし、大好きな雪で、短い時間ですが遊んでいます。

お灸とマッサージは疲労をそのまま貯めてしまわない意味でも、このまま続けると良いと思います。少しでも柔らかくなったのであれば、ホタルちゃん楽になっていると思います。

>脈は、まだ感じることは出来ません。
脈がしっかり触知できないということは血液が十分に循環していないということなので、改善を目指してがんばりましょう。

手足のしびれ感(手を舐めるなど)や歩き始めの跛行も脈がしっかりしていないことによります。

>漢方を与えてから、若干おしっこの回数が減りました。

こちらでお渡しした元気スープ、ワンサンテ、Pリキッドはいずれも衰えた腎気を補い血行を改善するものです。人用漢方とは違うので動物の人とは異なる体質を考えて作られています。食品素材からできているので、副作用なども心配なく続けられると思います

>でも、先週から、首のところがホットスポットのような状態です。

首のホットスポットは腎気の衰えの象徴です。感染があるようなら抗生物質軟膏なども有効ですが、その点はいかがでしょうか?

 

>おしっこの色も、また薄くなった感じがします。回数は多くないです。

老廃物を排泄する腎臓は「腎気」と強い相関関係があります。そのことから判断しても、続けて「腎気」を補うことをお勧めします。

尿が薄い→腎臓へ送られてくる血液が少ない→皮下組織などの浮腫みは腎臓で排泄する力が落ちているか、血管の弾力が衰えてきていることも影響があります。
薄ければ頻尿や大量尿が出ることが多いですが、薄くて通常量の尿ということになると、太っているのは脂肪ではなくて水です。

 

>フードの量も減らしているのですが、体重が一向に減りません。

血流の悪い状態(脈が触れない)でフードの量を減らすと、肝臓に負担がかかり返って逆効果です。

消化の良い食べ物、新鮮なドックフード(封を切ってから時間が経過したドックフードは老犬にも適していません)を若干温めて与えることをお勧めします。

まずはダイエットできる状態まで血流を確保し、血管を若返らせることが大切です。

>食欲と元気はありますよろしくお願いします。

食欲がある子は、回復の可能性も高くなるので、是非しっかり食べさせてください。

 

 

 

 

 

公開質問〜食事と毛質・コラーゲン〜

手作り食を実践しているオーナー様とのメール相談を
公開いたします。スクリーンショット 2016-03-27 21.55.36

〜写真は質問のオーナー様の手作り食です。〜
(オーナー様からは公開の了解をいただいております。)

実は先日、フードのテストを何種類か
した中の1つがうちの子.に合わなかったようで
毛が痩せてしまったんです‥

皮毛は予想以上に、食事の影響が直ぐに現れると私も常々感じています。

  来月マッチショーなのに
  そんな時にも効果ありますでしょうか?

毛がしっかりするには、皮膚がしっかりすることが必要です。
血管(コラーゲンの通り道)と血行(交通渋滞の解消)を改善して
土台を作ってからコラーゲンを注ぐと完璧です。

毛が細くなってきたは、血管が弱ってきているかもしれません。
血管が弱っていると、コラーゲンを沢山入れても、スムーズに運ばれていきません。
一方、コラーゲンをしっかりと皮膚に定着させるためには、ケルセチンなどのポリフェノールも必要です。
ショーの直前であれば、使用して実績がある組み合わせを紹介します。
Pリキッド(血行を助ける)➕ボートルケール(ケルセチン入り血管のためのサプリ)を、

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Pリキッド

 

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コラーゲン沢山入れるまえの準備に使ってみることです。

単独でコラーゲン入れるよりも
スムーズに組織へ運ぶための血管と血行が確保することで

差がはっきりすると思います。

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学会発表スライドより引用

2015年 内科アカデミー

トリミングで言われたので
1ヶ月で毛が痩せたのはフードが
原因かと思うのですが
血管を強くする方法があれば
知りたいです。

血管は、

弾力性

柔軟性があり
内腔にアテロームなどの沈着がなく、

内皮細胞に傷がない状態が理想です。

血管の若返り成分の代表的なのは玉ねぎに含まれるポリフェノールなどで、残念なことに犬には使えないものも含まれてます。
効能だけを読んで与えるのは注意が必要です。

私が血管強化のために使っているのは、

被毛の治療にも使っている、

ボートル・ケールとPリキッドという製品です。

非炎症性脱毛症例の治療などで学会で症例発表しています。
毛が生えるのと同時に、目の結膜の充血も解消している

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ことからも、毛量と血管の関係が証明されている内容です。

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もし必要でしたら、データをお送りします。

耳にニキビみたいなのも出来て
トリミング帰りに手作り食材を買い
直ぐに手作りに戻したら5日くらいで
ニキビは消えました

ニキビは肝の力と瘀血、体の熱 に関係が深いです。
耳の血管は末端で滞りやすい箇所でもあるので、

それらの対策も併用してあげると良いと思います。

手作りで「肝を補う」方法もあります。
参加申し込みいただいている、薬膳講習会の今回のテーマがタイムリーにも肝の養生なので、是非応用して、感想を聞かせていただくと嬉しいです。

 

今までこんな経験無かったので
改めて食べ物の怖さを実感しました。

 

今までは体にも余力がある年齢だったと思いますが、人間と同じように犬も内臓代謝力が落ちてきます。

年齢に合わせた食事が必要と私も感じます。
その子に合った食材やフード選びは
大切ですね

本当にそう思います。その子の年齢、体質、運動量、全て同じ子はいないので、オーダーメイド養生が理想と思います。

愛犬の一番のホームドクターはオーナー様と日々の診療を通じて感じています。

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