〜公開質問・アレルギーの悩み〜

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〜写真は相談の内容とは関係ありません〜

今回、質問頂いたオーナー様から、公開質問へ掲載の許可をいただきましたので

お答えしたいと思います。

日々の診察で、このような体験をお持ちのオーナー様が多くいらっしゃいます。

ケースバイケースではありますが、参考になれば嬉しいです。

 

 

 

初めまして。

現在私は今年11歳になるMIX犬

を飼っております。

 

7歳頃から様々なアレルギーに悩まされて

きました。

7歳から11歳まで4年間も皮膚が良くならないのは、動物にとってもオーナー様にとっても、ストレス状態は続いているということですね。ストレスが長期に渡ると体の中に炎症が起こります。炎症が慢性的になると、インスリン抵抗性が出てしまうので、それもくすりが効きにくくなる原因の一つと言われています。

最初は動物病院で言われるまま

何にアレルギー反応しているのかわからない

ままステロイドや療法食を試みました。

 

ですが、ステロイドの副作用や

どのような副作用がでましたか?ステロイドの副作用は個体差がありますが、きつい子は飲水量が増したり、体が浮腫んだり、体重増加するなどがあります。具体的にあれば教えてください。

一向に

回復に向かわない愛犬の姿を見て独自の

判断ではありますが、被毛によるアレルギー

検査を行いました。

アレルギー物質の特定はできたのでしょうか?

環境でしょうか?食物でしょうか?

皮膚の赤みや痒がる等

の症状はアレルギー物質を配慮し酵素等

お薬になるべく頼らず体の中からサポート

出来る食べ物を与えて現在落ち着いています。
症状が落ち着いてきたポイントは、オーナー様は何が良かったと感じていらっしゃいますか?思い当たる順に、教えてください。

ただ、ホルモンバランスが不安定で

太りやすいため現在もお薬を飲んでいます。

太っているのは、脂肪でしょうか?太っていると思っていても、レントゲン検査をしてみると、腸の中に便が残っていることもあります。(毎日排便があっても、便秘の子がいます。私は『隠れ便秘』と言っていますが、便が硬くなっていたり、空気を含んだようにベタッとしていたり、色が濃すぎたり、ガスがたまっていたりする子も多いです。)皮膚と腸は、私が診断に取り入れている陰陽五行論では表裏の関係にあり、密接な関係があります。

レントゲン検査の他、食物通過時間を測定する簡単な検査もありますので、一度確認した方が、ダイエット計画も立てやすいと思います。

 

昨日歩き方がおかしいため病院に行った

所急に肥満になったのが原因で腰や脚に

負担がかかっているとの事でした。
便が直腸に溜まっていると、骨盤腔内の神経を圧迫して歩き方がぎこちなくなる子もいます。後肢が前に出にくいなどはありませんか?

プレビコックスと言うお薬を頂き1週間の

様子を見るそうです。

 

 

今回私がお問い合わせした理由ですが、

今現在、様々な健康に配慮されてる商品

が出てきている中必要最低限お薬に頼り

たくないのが本心です。

そう望まれるオーナー様は多くいらっしゃいますが、本やインターネットの情報は一般論が多く、個人のオーダーメイドではありません。
漢方等の伝統医学は、「この子にはこれがいいですよ」を体質、季節、証に合わせて行くことも可能です

勿論、お薬の大切さも理解しております。

そうですね。ステロイドは悪者扱いされていることもありますが、大変切れ味の良い、いざという時に頼りになる薬です。
脊髄損傷、免疫性疾患、ショック等、ステロイドがなければ本当に困ります。

使い方を慎重にする必要がありますので、痒みが止まるからといって安易には処方できないことが多いです。

痒みはアレルギーでもおこりますが、血行障害、瘀血、などでも起こります。その場合はステロイドは逆効果になってしまいます。

 

今後愛犬の症状が悪化しないためにも

痩せる事が1番だと思いますが、プラス

体の中からもサポート出来る物を模索して

おります。

痩せるには、体力と栄養が必要です。腸の働きが弱いと絶対痩せません。カロリーを減らすだけや、食物繊維を増やすやり方では肝臓に負担がかかりますので、当院で独自の「食べて減量する薬膳」があります。
このブログ記事を参考にしてください。

http://www.lotus-petal.jp/hiromis/

 

痩せる事をもちろん前提として

漢方、鍼灸を与える事により足腰の現状維持

または改善は可能なのでしょうか?

診察してみないとはっきりとは言えませんが、可能性はあると思います。

また、このままお薬になるべく頼らない。

とはやはり難しいのでしょうか。

おくすりと上手にお付き合いできるよう、まずご愛犬の体質を知ると良いと思います。体のバランスを整えるのは時間もかかり、オーナー様とワンチャンと動物病院がチームを組んで取り組む必要があります。
可能性に向けて、頑張るお手伝いができると嬉しいです。

 

以上、メールの内容からお答えいたしました。

伝統医学の考えは、西洋医学と相反するものではありません。病状の観察点、表現仕方が違うだけで、医療はオーナー様と動物達の幸せな生活のためにあるべきと考えています。